新電力(PPS)/小売電気事業者を知る

新電力(PPS)/小売電気事業者とは

新電力(PPS)とは、以下の図のように既存の大手電力会社である一般電気事業者(北海道電力~沖縄電力の10社)とは異なる電気事業者のことです。

新電力の関係図

電力の小売販売を行うには、ライセンスの取得が必要であり、そのライセンスを取得できた事業者は、2017年4月時点で、 旧一般電気事業者を含め、「409社」社ありますが、そのうち、実際に電気の販売ができているのは、「380社」になります。

小売販売量の事業者別シェアはどうなっているのか?

旧一般電気事業者(北海道電力~沖縄電力)を含んだシェアは以下の通りです。(2017年4月実績)


新電力のみのシェアは以下の通りです。新電力に限れば、エネットのシェアが一番ではありますが、F-Powerや丸紅新電力の追い上げが激しく、そのシェアは徐々に減少してきています。

電力会社の切り替え件数はどうなっているのか?(低圧)

以下の表は、2016年4月以降、旧一般電気事業者から新電力へ切り替えた一般家庭の件数を表しています。切り替え当初の平成28年4月は、件数が非常に多かったのですが、それ以後は、安定した状態が続いています。

以下の表は、2016年4月以降、新電力から旧一般電気事業者へ切り替えた一般家庭の件数を表しています。

以下の表は、2016年4月以降、新電力から新電力へ切り替えた一般家庭の件数を表しています。

一般家庭(低圧)の場合、どのような電力会社を選べばいいか?

評価のポイントその1(価格)

会社選択の方法として思いつくのは3つほどあり、<価格>がやはり一番の評価ポイントになるかと思います。というのも、電気の品質に差がないため、商品そのものを評価する場合、それ以外では判断できないからです。

電気料金は、基本的に電力会社との契約アンペア、使用量によって変わってきますので、まずは、お手元の検針票をご覧になり、エネルギー情報局のトップページにて、それらのデータを選択し、電力会社のランキングをご覧なるのが早いかと思います。
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ただ、現実的なところ、電力会社を変更したからと言って、格安ケータイ会社に変更するほどのメリットはないものと思われます。

評価のポイントその2(ライフスタイル)

2つ目として、ライフスタイルによってメニューを選ぶということも可能ではありますが、夜間割引のようなメニューは、昼間帯の価格が極端に上がったり、土日昼間帯も平日昼間と同じ高い価格であったりするため、選ばれるのであれば、慎重に選んだほうがいいと思います。当たり前ですが、電力会社は熟慮の上、損しないようにメニューを考えるため、極端に料金が安くなるようなことはありませんし、生活スタイルが少し変わり、電気の使い方が変われば、現在より料金が上る可能性もあります。
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ほとんどの家庭は、現在、時間帯別の料金ではなく、24時間均一料金のメニューを選択しており、ほとんどの新電力も、そのメニューに対して、いくら安くできるかというメニューを提示しています。そのため、単純にそれらの新電力を選択すれば、その分が確実に安くなりますので、確実さを求めるのであれば、こちらをおすすめします。

評価のポイントその3(環境)

3つ目としては、環境への貢献度でしょうか。環境重視の会社を選択しようと思うと、現在のところ(平成28年2月)、小売電気事業者の環境への貢献度を測る指標としては、CO2の排出係数しかありませんので、その数値の出来るだけ小さな会社を選ぶことになります。CO2の排出係数順のランキングもありますので、ぜひ御覧ください。数値が小さいことの意味は、火力発電所の電気の割合が少なく、環境への負荷の少ない水力・原子力・風力等の電気の割合が大きいことを示します。原子力の電気がどの程度入っているかどうかは、現時点では情報が公開されていないため判断することはできません。

電力会社の切り替えにあたって注意しなければならないことは何か?

以下に示している3つの条件は、電力会社乗り換えにあたってよく調べておいたほうがいいと思います。エネルギー情報局では、各会社の料金メニューごとに、アイコンを用意し、それらの条件がどうなっているか分かるようにしています。
  • 入会金、工事費等があるかどうか
  • 契約期間に縛りがあるか
  • 中途解約の違約金があるかどうか
契約あたっての条件:契約にあたっての条件があることを示す。
入会金、工事費等、契約にあたっての初期投資:契約にあたって、入会金・工事費等の初期費用があることを示す。
契約にあたっての最低利用期間:契約にあたっての最低利用期間があることを示す。
中途解約の違約金:中途解約の違約金があることを示す。
契約にあっての特典等:契約にあっての特典等があることを示す。

管理人がお勧めする電力会社はどこか?

今、電力会社を大きく分けるとしたら、以下の2つのグループに分けられるかと思いますが、現在のところ、前者のガスや石油、新電力などのグループのほうが価格メリット・料金体系のシンプルさからオススメできるのではないかと思っています。
  • 電気事業を事業の柱に据えようとするガスや石油、新電力などのグループ
  • 自社主力事業のための付帯サービスと位置づける通信やケーブルテレビのグループ